シングルプレイで遊んでいたワールドをマルチプレイでも使いたい!という方に、PCのワールドデータをそっくりそのままマルチサーバーに移行する方法を解説していきます!
※今回は、ゲーム(特にマイクラ)に特化したレンタルサーバー「ConoHa for GAME」での移行方法になります。
※イメージテンプレートは「MinecraftForge」になります。
ConoHa for GAMEについて知りたい方はこちら👇の記事をご覧ください。
ConoHa for GAMEでマイクラMODサーバーを立てる方法についてはこちら👇の記事をご覧下さい。
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Java版のワールドデータの保存場所
初めにワールドデータがどこに保存されているのか確認しておきます。
通常であれば、Java版のワールドデータの場所は【ローカルディスクC>ユーザー>ユーザー名>AppData>Rominng>.minecraft>saves】の中にあります。
この場合のファイル名は、マイクラでワールドを新規作成した時に設定したワールド名になっています。(後で説明しますが、サーバーにアップロードする際はワールド名を「world」に固定する必要があります)
![](https://www.takatcha.com/wp-content/uploads/2023/05/db0bc2bfab04fc13493b66342ede8e0d.png)
「自分のパソコンにはAppdataっていうのが無いよ!」
って方は、以下の方法で表示させることが出来ます。
エクスプローラーを開き、画面上部の①「表示」をクリックするとプルダウンメニューが出るので一番下の②「表示」を選択。すると③「隠しファイル」という項目が出てくるので、チェックを入れて有効にします。
![](https://www.takatcha.com/wp-content/uploads/2023/05/23444a3ce9fd2ad185852a344d7428d4-2.png)
すると画像の矢印の部分に「AppData」というフォルダーが表示されるようになります!
また、タスクバーの検索欄へ「%appdata%」と入力することでファイルフォルダーが表示され、アクセスできるようにもなります。どちらでもやりやすい方法でアクセスして下さい。
![](https://www.takatcha.com/wp-content/uploads/2023/05/190bb736781103cefdb0a927ded8420f.png)
Forgeを導入してプレイしている場合は、デスクトップにForge専用のフォルダーを作っている方もいるかと思います。(当サイトでもForgeでプレイする時はこの方法を推奨しています)
その場合は、Forge専用フォルダーの中の「saves」からワールドデータにアクセス出来ます。
![](https://www.takatcha.com/wp-content/uploads/2023/05/40def72b27b1bd791397ffac090b2940.png)
WinSCPを導入する
オンラインサーバーへファイルをアップロードするには、「Win SCP」や「Filezilla」などのFTPソフトが必要になります。
FTPソフトは「自分のPCからサーバーへファイルをアップロードまたはサーバーからダウンロード」する際にファイルをドラッグ&ドロップするだけで、簡単にデータを移行出来るとても便利なフリーソフトです。
今回はWinSCPを使ったやり方で解説していきます。早速こちら👇から入手しましょう!
サイトにアクセスしたら、「DOWNLOAD WINSCP 5.21.8」をクリックしてデスクトップへダウンロードします。
![](https://www.takatcha.com/wp-content/uploads/2023/05/f7afc25da75f97f995d9909007d98c9d.png)
ダウンロードした「WinSCP-Setup.exe」をダブルクリックしてセットアップウィザードを開始します。
インストールモードは「すべてのユーザー用にインストール」を選択。
![](https://www.takatcha.com/wp-content/uploads/2023/03/1098.png)
使用許諾契約書を読んで「許諾」をクリック。
![](https://www.takatcha.com/wp-content/uploads/2023/02/3c3dbe585a16a5a245cc6939171f7dab-1.png)
セットアップ形式は、「標準的なインストール」を選択して次へ。
![](https://www.takatcha.com/wp-content/uploads/2023/03/1099.png)
インターフェイススタイルを「コマンダー」か「エクスプローラー」のどちらかを選択します。
後からでも変更出来るので、どちらが良いか分からない場合はエクスプローラーでOKです。
![](https://www.takatcha.com/wp-content/uploads/2023/02/1318f21bfbffb50e52d6df8d9eaf88fc.png)
問題なければ「インストール」をクリック。
![](https://www.takatcha.com/wp-content/uploads/2023/02/cd4401bdfe6990fc933bd59752312273.png)
「完了」をクリックしてセットアップを終了します。
![](https://www.takatcha.com/wp-content/uploads/2023/02/2b5dc0c67c8943ce327b9788decc3e12.png)
これでWinSCPのインストールは完了です!
MineCraft管理にログインする
ConoHa for GAMEへログインし、サーバーリストからマルチプレイ用に作成したワールド名(ネームタグ)をダブルクリックします。
![](https://www.takatcha.com/wp-content/uploads/2023/05/3f6832c38b09d968c48ed928e0991160-1.png)
サーバーの管理画面に移行したら、「Minecraft管理」をダブルクリックして下さい。
![](https://www.takatcha.com/wp-content/uploads/2023/05/00ae2cfe2a8e05481da6d8a360a91773-2.png)
Minecraft管理にログインするには、毎回【ユーザー名】【パスワード】を入力する必要があります。
![](https://www.takatcha.com/wp-content/uploads/2023/05/c964e7038d22ddfcb43b34a01a8cd8ce-2.png)
- ユーザー名:root
- パスワード:サーバー作成時に設定したrootパスワード
Minecraftサーバーの設定をする
ログインしたら、サーバーの設定を行います。
ここでは「Minecraftサーバー」を一旦停止にしておきます。
起動中にサーバーのデータを弄るとワールドデータに不具合が起こる可能性もあるので、念のためですね!
次に「SSHサーバー」を起動にします。(起動にしてない場合)
SSHサーバーを起動させるとWinSCPに接続出来るようになります。
![](https://www.takatcha.com/wp-content/uploads/2023/05/ab5a4f0a7db9f081fad1382f50ac963b.png)
上の画像のようになっていればOKです!
WinSCPにログインする
それではWinSCPを使ってワールドデータをアップロードしていきましょう!
WinSCPを起動するとログイン画面が表示されます。ここでは「ホスト名」「ユーザー名」「パスワード」を入力します。(初回のみ)
![](https://www.takatcha.com/wp-content/uploads/2023/05/869af59ceebba6e6bbcba4d2432603a5.png)
以下のように入力して下さい。
- ホスト名:サーバーのIPアドレス
- ユーザー名:root
- パスワード:サーバー作成時に設定したrootパスワード
上記以外はそのままの状態でOKなので、入力が完了したら「ログイン」をクリックします。
初回起動時のみ、下記のような警告が表示されますが「はい」をクリックでOKです。
![](https://www.takatcha.com/wp-content/uploads/2023/02/efd626aac0d72942abd9b23cdf55bbdc.png)
ワールドデータをサーバーへアップロードする
正常に起動すればこのような画面になっているかと思います。
画面左側が自分のPCのフォルダー、右側がサーバー側のフォルダーになります。(この画面の表示内容は人によって違うかもしれません)
![](https://www.takatcha.com/wp-content/uploads/2023/05/b99eceac7e1d66bfe710345dd1f2949b-2.png)
やり方としては、「自分のPC側のフォルダー」から「サーバー側のフォルダー」へワールドデータをドラッグ&ドロップしてやればOKです!
まずは、PC側のフォルダーを表示させましょう。
PC側のフォルダーの画像赤枠の▼部分をクリックして、マイクラのワールドデータが保存してある場所を指定します。
![](https://www.takatcha.com/wp-content/uploads/2023/05/c2dd4f3f3f78e814656e9b5978f0994a-1.png)
最終的にはワールドデータの場所にたどり着ければ良いです。
![](https://www.takatcha.com/wp-content/uploads/2023/05/c7bef77264d4cd36687d8044f1bd69da-2.png)
次にサーバー側のフォルダーです。PC側と同じように▼をクリックして<ルート>を選択。
![](https://www.takatcha.com/wp-content/uploads/2023/05/c69b5e54733bdcb56dc2d5a2a8f5ee3a.png)
フォルダーがズラリと並んだ画面になるので、この中の「opt」を開きます。
![](https://www.takatcha.com/wp-content/uploads/2023/05/682fe66add6929a3cbd920f1a1cb307b.png)
すると「minecraft_forge_server」というフォルダーが出てきます。
![](https://www.takatcha.com/wp-content/uploads/2023/05/8ab6233f92b222189d63869d2026bddb.png)
「minecraft_forge_server」の中には様々なデータが入っていて、ここへアップロードしたいワールドデータをドラッグ&ドロップして持ってくればOKです。
![](https://www.takatcha.com/wp-content/uploads/2023/05/d7d63cc50ec5a5657e0bba26c05ff283.png)
ただし、サーバーへアップロードする際にはフォルダ名を「world」に固定する必要があります。
ここで注意したいのが、サーバー側にはすでに「world」というフォルダが存在することです。
![](https://www.takatcha.com/wp-content/uploads/2023/05/c29ba64c3626dbe311ce708f55e93d52.png)
上書きしても問題ないと思いますが、すでに入っているデータ名を「world〇〇」などに変更してからアップロードした方が間違いがなく安全に移行できます。
![](https://www.takatcha.com/wp-content/uploads/2023/05/69af5a33a885916dfe61cea3b767dc88.png)
結果、ワールドデータが2種類存在してますが、実際にゲームで読み込まれるのは「world」の方になります。元々のワールドデータは必要なければ削除してしまっても構いません。
プロパティの設定
最後に、「world」のプロパティの設定です。
「world」フォルダーを右クリックして、メニューから「プロパティ」を選択します。
![](https://www.takatcha.com/wp-content/uploads/2023/05/0db611d2944faf4fbfb966a50b31623c.png)
worldのプロパティの【所有者】と【グループ】をそれぞれ minecraft[1000]に変更します。(デフォルトではroot[0]になっています)
それから【所有者・グループ・パーミッション】にチェックを入れ、最後に【OK】をクリック。
![](https://www.takatcha.com/wp-content/uploads/2023/05/cd25fbd0c0764991b03e822758f97c86.png)
これですべての設定が完了しました!
Minecraftサーバーを起動する
Minecraft管理画面に戻って、Minecraftサーバーを起動にしましょう。
一方、SSHサーバーはゲーム中は使用しないため、必要時以外は停止にしておくことが推奨されています。
![](https://www.takatcha.com/wp-content/uploads/2023/05/8ab6233f92b222189d63869d2026bddb-1.png)
サーバーを再起動する
コントロールパネル画面に戻って、サーバーを再起動して下さい。
![](https://www.takatcha.com/wp-content/uploads/2023/05/ee225f79162257780f0efc7c675febe8.png)
Minecraftを起動する
Maincraftを起動し、タイトル画面でマルチプレイを選択。
![](https://www.takatcha.com/wp-content/uploads/2023/05/88bd0b5ba3c824dc29f0698de6786e31.png)
「サーバーを追加」を選択。
![](https://www.takatcha.com/wp-content/uploads/2023/05/119f575ea06347a748ed1ce7ce726786.png)
サーバー情報の編集画面で【サーバー名】【サーバーアドレス】を入力して「完了」します。
![](https://www.takatcha.com/wp-content/uploads/2023/05/d08e1e2adbefb6f08db99ae7d5342b33-1.png)
- サーバー名:マイクラサーバーを作成した時のネームタグ。
- サーバーアドレス:サーバーのIPアドレス。(ConoHa for GAMEのコントロールパネルで確認出来ます)
起動中のサーバーが表示されるので、サーバーを選択し「サーバーに接続」をクリックしましょう。
![](https://www.takatcha.com/wp-content/uploads/2023/05/e2900111ca27540bc10aa63a80695643.png)
右端のアンテナがグリーン色になっていれば接続出来ていますが、✖が付いていたり「サーバーに接続できません」というメッセージが出ている場合は何らかの原因が考えられます。
ワールドデータをサーバーへアップロードするから再度やり直してみて下さい。
持ち物や経験値などもそのままですね!
![](https://www.takatcha.com/wp-content/uploads/2023/05/ee225f79162257780f0efc7c675febe8-1.png)
まとめ
いかがでしたか?
少し手間が掛かりますが、今回紹介した方法を応用すればサーバー代を節約することも可能なので、上手に利用してマルチプレイを思う存分楽しみましょう!