リアルな挙動と迫力あるエンジンサウンドに定評があるAssetto Corsaは、2014年に発売されたゲームですが、8年たった今でも根強い人気があります。
そんなアセットコルサの一番の魅力は、何と言ってもMODを入れて遊べること。しかもその数や種類が半端じゃなく、現在も世界中のクリエイターがMODを製作し続けてくれいています。
車種もGTカーだけじゃなく、ドレスアップしたカスタムカーやドリ車などのMODも豊富にあり、バニラのアセコルってこんなゲームだったっけ?って思うほど世界が激変するのです!

また、時間や天候の変化、グラフィックを細かく設定できる機能が追加される「Sol」や「Pure」、照明や光源をリアルに描写してくれる「Custom Shaders Patch」(CSP)の導入で、今時のゲームと比べても遜色ないほど綺麗なグラフィックに進化します!

その中でも特に人気のある「首都高MOD」は非常にクオリティが高く、リアルで広大な首都高を思う存分走ることができる、素晴らしいトラックMODとなっています!

上で紹介している画像たちは全てゲーム中に撮影したスクリーンショットになりますが、こんな美しいグラフィックでアセットコルサを遊んでみたいですよね!
今回は、アセットコルサを超キレイなグラフィックで快適にプレイするには、どのくらいのスペックのPCであればいいのか、実際に僕が使用しているゲーミングPCのスペックでのパフォーマンスを紹介ながら解説したいと思います!
首都高MODは、MODの中でも最重量級の重さなので、とりあえず首都高を快適に走ることが出来ればまず問題ないスペックであるといえます。
首都高MODの導入方法はこちら👇で解説しています。
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アセットコルサの推奨スペックは?

推奨スペックは、公式でも確認することが出来ますが…。

ただし、このスペックはMODなしでソロプレイでギリギリ遊べる程度のスペックです。MODを入れたり、SolやCSPなどを入れるとまともにプレイ出来ないでしょう。
なにしろ2014年発売当時の推奨スペックなので、現在の標準的なゲーミングPCよりもかなり低い構成となっています。
アセットコルサを快適に遊ぶためのスペック
ここで解説している「快適に遊べるスペック」とは、首都高を複数台数で走っても60FPS以上でプレイ出来るスペックと考えています。
グラフィック設定やReshadeの有無など、プレイヤー側の設定によっても変わってくるので、あくまでも参考程度にお考え下さい。
また、使用しているモニターによってもフレームレートが変わります。
例えば、フルHD(1920×1080)のモニターよりも、ウルトラワイド(3440×1440)のモニターの方が高解像度なのでPCへの負荷が大きいです。
グラフィックボードはRTX3060Ti~RTX3070以上

ゲーミングPCの性能や価格はグラフィックボードの性能に大きく左右されます。
グラフィックボードの性能が高いほど、画面に映し出される映像が高画質でより滑らかに動作します。
出来れば高スペックのグラボを選んだ方が満足感は得られますが、性能に比例して価格も上がっていくので可能な限りコスパの良いグラボを選びたいですよね。
グラフィックはそこまで求めてないって方もいると思いますが、首都高MODで遊ぶ場合、SolやCSPの導入が前提条件になるので、必然的にグラフィックも向上し動作も重くなります。
さらに一般車MODを入れて複数台数で走ったりすれば、パフォーマンスにも影響してきます。
性能とコスパのバランスも考えると、RTX3060TiからRTX3070あたりからが狙い目といえるでしょう。

ただ、トリプルモニターやウルトラワイドモニター、VRなども考えている場合は、RTX3070がギリギリのラインになってくるかと思います。
いずれにしてもユーザーの遊び方やプレイ環境によって必要スペックも異なってくるので、まずは「自分がどのような遊び方をしたいのか」という目的を決めておくと、ある程度選択肢も絞れてくると思います!
また、RTX4000シリーズも発売されたことでRTX3080搭載でも以前より価格が下がっているBTOメーカーもあるので、予算に余裕があればそのあたりも選択肢に入れても良いでしょう。
34インチのウルトラワイドモニターでアセットコルサをプレイしてみた感想などの記事はこちら👇

CPUはi7以上の12世代がおススメ!
CPUの性能が低いとグラフィックボードの性能がいくら高くても頭打ち(ボトルネック)になってしまい、その性能を十分に発揮することが出来ないので、GPUとのバランスを考えて選びたいです。
現在なら、Core i7以上、出来れば第12世代を選ぶのが望ましいでしょう。(2022年10月には第13世代が発売されました)
下記の画像は、首都高を10台くらいで走っている最中のPCのパフォーマンスです。
GPUの使用率は96%で、ほぼフル稼働。つまりCore i7-12700であれば、RTX3070の性能をほぼ100%発揮出来ていますし、CPUの使用率も30~40%程度でまだまだ余裕がある感じです!

また、CPUの性能が高ければ高いほど、処理能力も高くなりますが、 CPUの性能が高ければTDP(熱設計電力)も高くなるので、冷却効果の高いCPUクーラーにアップグレードするなどの排熱対策も考える必要があります。
特に12700K,12700KFなどのオーバークロックモデルは、性能も上がりますが消費電力も高くなるのでランニングコストを抑えたい方は注意。
メモリは16GB以上、32GB推奨
パソコンは裏で様々なプログラムが同時に働いているのでメモリの使用率が高くなるとPCの動作が重くなってしまい、フレームレートに影響が出てしまいます。
最近は16GB以上を推奨しているゲームも増えてきており、各メーカーのゲーミングPCの構成を見てもほとんどが16GBのメモリを搭載しています。
PCの環境によるとは思いますが、16GBだとメモリの使用率が結構高くなるので、最低でも16GB、出来れば32GBをおすすめします!
首都高走行中のメモリのパフォーマンス。32GBでも使用率が40%を超えてます💦

また、メモリは後からでも比較的簡単に増設が出来るパーツなので、最初は16GBにしておいて増設したくなったら16GBをもう1枚追加して32GBにするってのもアリですよ!
ストレージは最低でも500GB、1TB推奨

ストレージは、PCのシステムやゲームのセーブデータを保存しておく場所です。
ストレージにはSSDとHDDがあり、SSDでもマザーボードのスロットに直接接続するM.2という規格と、2.5インチののSSDがあります。
M.2は2.5インチのSSDよりもさらに高速になっており、最近のゲーミングPCの構成ではM.2が主流になっています。
MODを取り扱うゲームはバックアップが必須となるので、転送速度が速いSSDならいざという時でもストレージ間のバックアップファイルのコピーもスピーディーに行うことが出来ます。(HDDだと恐ろしく時間が掛かります)
また、アセットコルサのMODはデータサイズが大きいため、どんどんストレージの容量を圧迫していきます。ちなみに僕の場合はデータ容量が160GBを超えているのでバックアップ分も含めると単純に300GBになります!
MODをたくさん入れたい方は、PCのシステム、ゲームデータ、バックアップ分も含めると500GBでも足りなくなる恐れがあるので、1TBはあった方が良いです。
ストレージもメモリ同様、後からでも割と簡単に増設出来るので最初は予算に応じて500GBからでも大丈夫ですよ!
電源は余裕を持った容量を選ぼう
電源容量の目安としては、PCのシステム全体(例えばCPUやGPUなど)の最大消費電力の2倍程度が基準とされています。
例えば、合計使用電力が350Wだとすると推奨電源は700Wになります。
自作PC以外であれば、それほど気にしなくても各メーカーのPCの初期構成スペックで十分だと思います。
ただし、ハンコンやシフターなどの周辺機器を揃えたり、モニターを増設したりする場合は電力もさらに大きくなるので、自分のPC環境に合わせて余裕をもったスペックを選ぶか、可能であればアップグレードしておくことをお奨めします。
アセットコルサでベンチマークを計測してみた結果
実際に以下のスペックでアセットコルサでベンチマークを計測してみました。
- CPU:Intel core-i7-12700
- GPU:Geforce RTX3070(8GB)
- メモリ:32GB(16GB×2)
- ストレージ:NVMe M.2 (1TB×2)
- 電源:850W(80PLUS GOLD)
- モニター:1920×1080(フルHD)※24インチ
- Sol、CSP、Reshade導入済み(グラフィックはすべて最高設定)
24インチ フルHDモニター(1920×1080)の場合
スコアは23820ポイント、平均162FPSでした。

首都高を単独で走った場合は150FPS前後、10台前後で走った場合でも120FPS前後で、とても快適にプレイ出来ます。(リプレイ時は60~80FPSくらいになります)
また、nordschleifeで108台同時走行できるMODがあったのでダウンロードして走ってみましたが、平均で60FPSを切るくらいでした。台数が多いとやはり負荷が掛かりますね…。(なかなかカオスな状態でした)

下記にリンク先を貼っておくので、興味のある方はぜひ♪
34インチ ウルトラワイドモニター(3440×1440)の場合
そしてこちらが同スペックで、モニターを34インチウルトラワイドモニター(3440×1440)に変えてベンチマーク計測してみた結果になります。

スコアは11910ポイント、平均81FPS。
ワイドで高解像度になった分PCへの負荷も大きくなったようです。場所によっては60FPSを割り込む時もありました。特にReshadeをONにしていると高負荷になります。
24インチフルHD(GTX1070)では・・・
ちなみに、以前使用していたGTX1070搭載PCでも計測してみました。(GTX1070=GTX1660Superくらいのスペックだと思います)
Reshadeは入れてない状態でのスコアは10024、平均で68FPSでした。

MODなしの状態であれば全然イケるスペックですが、SolやCSPを入れるとトラックによっては車がチラついたり場面によってはカクつく時もあるので、グラフィック設定を下げて単独でなら走れるかなって感じです。
スコアもRTX3070とは2倍以上の差がありました.。
アセットコルサおススメゲーミングPC
ここからはアセットコルサを快適にプレイするためのおすすめゲーミングPCを紹介します!(価格、仕様は2023年2月現在のものです)
グラフィックはそこまで求めないなら
メーカー | FRONTIER | パソコン工房 | STORM |
---|---|---|---|
ケース | ![]() | ![]() | ![]() |
CPU | Intel Core i7-12700F | Intel Core i7-12700 | Intel Core i5-13700 |
GPU | GeForce RTX3060Ti(8GB) | GeForce RTX3060Ti(8GB) | GeForce RTX3060Ti(8GB) |
メモリ | 16GB(8GB×2) | 16GB(8GB×2) | 16GB(8GB×2) |
チップセット | Intel H670 | Intel B660 | Intel B660 |
SSD | 1TB(M.2 NVMe) | 1TB(M.2 NVMe) | 500GB(M.2 NVMe) |
電源 | 600W(80PLUS BRONZE) | 700W(80PLUS BRONZE) | 850W (80PLUS GOLD) |
価格 | 179,800円 | 184,800円 | 182,800円 |
商品詳細 | FRGAH670/WS209/NTK | LEVEL-M06M-127-SAX-U | PG-XQ13T |
グラフィックは最高設定でプレイしたいなら
メーカー | FRONTIER | パソコンショップSEVEN | パソコン工房 |
---|---|---|---|
ケース | ![]() | ![]() | ![]() |
CPU | Intel Core i7-12700F | Intel Core i7-13700F | Intel Core i7-13700 |
GPU | GeForce RTX3070(8GB) | GeForce RTX3070(8GB) | GeForce RTX4070Ti(12GB) |
メモリ | 32GB(16GB×2) | 16GB(8GB×2) | 16GB(8GB×2) |
チップセット | Intel H670 | Intel B660(ASRock ProRS) | Intel Z790 |
SSD | 1TB(M.2 NVMe) | 1TB(M.2 NVMe) | 1TB(M.2 NVMe) |
電源 | 850W(80PLUS GOLD) | 750W (80PLUS GOLD) | 1,200W(80PLUS PLATINUM) |
価格 | 199,800円 | 247,280円 | 334,800円 |
商品リンク | FRGAH670/WS1102/NTK | ZEFT Z35DT | LEVEL-R779-LC137-UL1X |
4K解像度、UWQHD、マルチスクリーンでも高画質で快適にプレイしたいなら
メーカー | FRONTIER | FRONTIER | パソコン工房 |
---|---|---|---|
ケース | ![]() | ![]() | ![]() |
CPU | Intel Core i7-13700F | Intel Core i7-13700F | Intel Core i7-13700 |
GPU | GeForce RTX4070Ti(12GB) | GeForce RTX4080(12GB) | GeForce RTX4070Ti(12GB) |
メモリ | 32GB(16GB×2) | 32GB(8GB×2) | 32GB(16GB×2) |
チップセット | Intel B760 | Intel Z790 | Intel Z790 |
SSD | 1TB(M.2 NVMe) | 1TB(M.2 NVMe) | 1TB(M.2 NVMe) |
電源 | 850W(80PLUS GOLD) | 1000W(80PLUS GOLD) | 1,200W (80PLUS PLATINUM) |
価格 | 272,800円 | 384,800円 | 344,800円 |
商品リンク | FRGAG-B760/WS1/NTK | FRMFZ790/4080 | LEVEL-R779-LC137-ULX-U |
まとめ

ゲーミングPCを選ぶ時は、あまりギリギリのスペックのPCはおススメしません。
もちろん予算もありますが、出来るだけ余裕を持ったスペックを選んだ方が、買った後で後悔しませんし長く遊べます。
また、電源やCPUなど、後からの交換に手間が掛かるパーツは初めから高性能なものを選びましょう。
逆に交換が比較的簡単なメモリやストレージは、コストを押さえたい場合は後から増設することも出来るので予算に応じて選ぶと良いと思います!
それでは!